年 間 予 定

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2025年度研修計画(3/31現在)

1. 年間テーマ 

  「利用者の真意をくみ取り、地域協働で実現する支援実践を探求しよう!
  ~支援力と安心感を高め、当事者本位の意思決定支援と共生を育む現場に」
 
 日頃より都通研の活動にご理解とご支援を賜り、どうもありがとうございます。
 2024年度の障害福祉のサービス報酬改定から2年目に入りますが、流動的で不安定な社会情勢の中、先駆的な実践や新たな制度・施策が推進される一方で、地域共生社会の実現を志向した障害当事者の地域生活支援については、その量と質の双方でまだまだ不十分と言えます。特に東京における障害の重い人たちの暮らしの場の確保や地域社会における多様な生きにくさへの対応には課題が山積しています。重度・高齢化への対応はもとより、医療的ケアの必要な人や高次脳機能障害や強度行動障害のある人への対応等では、より専門的な知識や力量が必要とされ、限られた地域社会資源の中での支援者・関係機関の多職種協働が更に問われています。
障害者権利条約に掲げられた理念のもと、障害当事者の皆さんの人権と尊厳が重んじられ、本当の想いや希望、意思決定を基軸に、適切な所得保障やフォーマル・インフォーマル双方の地域の環境設定(社会資源の確保)、十分な支援サービスの保障が必要です。一人ひとりの想いや強み、個性が活かされ、将来への見通しのある、何ものにも代えがたいオンリーワンの豊かな人生の支援を目指したいです。
 ついては、令和7年度の都通研のテーマは、前年度の「意思決定支援から共生社会への道程を刻む~地域における新たな連携・育成のカタチの創出を」から更に一歩進め、「利用者の真意をくみ取り、地域協働で実現する支援実践の探求しよう!~支援力と安心感を高め、当事者本位の意思決定支援と共生を育む現場に」としたいと考えます。
 都通研主催の研修会では、地域や障害福祉事業所における意思決定支援や相互協働の実践を具体的に深掘りし、障害当事者の方々の日々の暮らしの問題、すなわち、どこで、誰と、どのように、その人らしく生活を送っていくのか、そのために私たちは今何をすべきか、という基本に立ち返り支援力向上を追究します。主に日中活動を中心とした支援を担う私たちには、24時間365日の障害当事者の皆さんの人生を考える上で大きな役割があると思いますし、障害福祉が地域共生を拓くという観点、自施設・法人や職種・専門分野をこえた連携・協働も不可欠です。施設利用者はもとより、現場で働くスタッフのメンタルヘルスや育成(育ち合い)、心理的安全性の確保も重要と考えています。
 私たち都通研は、障害児者の支援に関わる各種通所系施設や地域生活支援施設・団体の相互交流と支援向上を目指し、約140の施設会員と個人会員により成り立っている創設30年超の歴史ある任意団体です。様々な障害福祉事業に従事している運営委員30数名で、会員の皆様からの会費収入と研修会の参加費収入を元手に自主運営しています。
 主催する研修会は、現場の実情をよく知る運営委員が折々の情勢をふまえ熟考、創意工夫を凝らして企画・運営し、当事者主体の支援実践と職員のあり方を模索しています。現場に活きる実践論や支援の理想を熱く語る講師陣が登壇、その後は現場での悩みの解決や支援向上のヒントを求めて集まる参加者同士の活発な意見交換が続きます。参加者相互に支援者間のつながりと学び、情報交換が期待できるのが都通研の研修会の特徴です。
 2025年度も研修会への積極的なご参加をお願い申し上げます。


2.年間計画
   ※都合により、変更等ありますことをご了承ください

(1)通常の研修会
    
            
 ・年間5回、都通研主催で1日を通した研修会を開催する    
 ・会場は、主に国立オリンピック記念青少年総合センター内研修室


  ○第1回研修会
   テーマ:「本当の想いを引き出し実現する ~私たちが目指す意思決定支援」
   講 師:中川邦仁丈氏(特定非営利活動法人せたがや相談支援ネットワーク
               相談支援センターポピー 理事長・管理者)
       吉田隆俊氏(社会福祉法人 昴 グループホームみらい 
                                         管理者・看護師)ほか
   実施日:5月21日(水)9:50~16:15
                    (終了後、都通研の定期総会を予定)
   会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター

  ○第2回研修会
   テーマ:「地域で生きるを考える 私たちのできること」(仮)
   講 師:野澤和弘氏(植草学園大学副学長・教授/毎日新聞客員編集委員)他
   実施日:7月15日(火)終日
   会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター

  ○第3回研修会
   テーマ:「安心基地としての支援者
                  ~アタッチメントの視点から安心感について考える」(仮)
   講 師:調整中
   実施日:9月8日(月)終日
   会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター

  ○第4回研修会
   テーマ:「重症心身障害児者の支援
                        ~選ばれる支援者になるには~ 改めて基礎を学ぶ」
   講 師:調整中
   実施日:11月14日(金)終日
   会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター

  ○第5回研修会
   テーマ:「それぞれが豊かに歳を重ねるための支援」
   講 師:調整中
   実施日:調整中
   会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター


(2)東社協 知的発達障害部会 通所施設分科会との合同学習会

 ・年間2回、半日(午後)の研修
 ・実施日程 1回目   9月12日(金) 
       2回目  12月13日(土) 
 ・会 場: 飯田橋セントラルプラザ 東社協会議室(予定)


(3)関連団体との研修会の共同開催

   ・4団体共催研修会(実施日時・会場とも予定)
    実施日:2026年2月6日(金) 終日もしくは午後開催
    会 場:三鷹産業プラザ
    共催団体:一般社団法人東京都知的障害児者生活サポート協会
         特定非営利活動法人東京都発達障害支援協会
         東京都障害者通所活動施設職員研修会
         東京知的障害児・者入所施設保護者会連絡協議会


3.会費

  〔施設会員年会費〕  8,000円(1施設)
  〔個人会員年会費〕  3,000円 
  〔研修会参加費〕   
       会員:3,000円 非会員:5,000円 利用者家族:3,000円
       学生・大学院生:1,000円

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